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【マッチングアプリ】怪しい人、業者の見分け方-引っかからないためには?

マッチングアプリ全般

マッチングアプリを始めるにあたって、最も大きな心配事のひとつが「怪しい人に遭って、勧誘などされないか」だと思います。

ただ、少ししかいない怪しい人や勧誘を心配するあまりに、マッチングアプリの利用をためらっては本来出会える相手とも出会えなくなってしまいます。

最近も、マッチングアプリを経由してマルチの勧誘を行ったとして逮捕者が出たとのニュースがありました。私自身も、逮捕者が代表を務める会社の下っ端の方から勧誘をされたことがあります。

怪しい人や勧誘をしてくる人(業者)にはどのような特徴があるか、事前に見極めたいものです。本記事では、私の体験談も含めて、怪しい人や勧誘をしてくる人の見極め方を紹介いたします。※マッチングアプリ上にはびこるマルチ商法の見分け方についてもこちらで紹介しています。

会って1~3回目で勧誘の話をしてくる

まず1番のポイントとしては、遅かれ早かれ、勧誘の話をしてくるということです。

初めて会った時に何もそういう話題にならなかったからといって、勧誘をしてこない安全な人だとは限りません。数回会って、「この人は安全な人だ」と信用させてから、実際に勧誘の話をしてくる方がかなり多いです。

私の体験談は後ほど記載しますが、私の男友達もマッチングアプリで宗教や投資の勧誘に遭遇したことがあるそうです。

その時の手段としては、1回目のデートでは全く怪しいそぶりを見せずに普通に会話して、2回目のデートで宗教や投資の話になったとのことでした。

マルチ商法のイメージ図。

ですので、何よりも油断しないことが大切です。また、宗教や投資などの勧誘に遭った時に、相手に騙されずはっきりと断れるように知識をつけておくのも効果的です。

そもそも、投資で簡単に稼げたり、ある神を信じるだけで幸せになれたりするのならそのようなことは他の人に教えずに、自分だけで独り占めしようとするはずです。

他の人に教えたとしても、せいぜい友達に対しての勧誘は考えられますが、マッチングアプリで会ったばかりのよくわからない人にそのような勧誘をするのは意味不明です。ですので、マッチングアプリで遭遇する勧誘は100%まともなものではないと認識しておきましょう。

少し話が逸れてしまいましたが、マッチングアプリで会う人は全員怪しい人だくらいの警戒心を持って、徐々に相手との信頼関係を築いていきましょう。

言動と行動が一致しない

2つ目のポイントは、言動と行動が一致しないことです。

これは少し難しいのですが、2人の恋愛の発展を匂わせるような発言はするけども相手は全く行動に表さないということです。

宗教や投資などの勧誘をするにあたっては、マッチングアプリが舞台となっているので、お相手は積極的にデートの予定を立てたり、甘い言葉をかけたり、さりげなくボディタッチしたりして自分に気があるそぶりを見せますが、実際には付き合いたい、等の具体的な話を全くしてこないという特徴があります。

デート中、困っている男性の図。

他にも、私が実際に遭遇した方では以下のような言動と行動が一致しない点がありました。

  • マッチングアプリで出会ったのに全く恋愛の話をしない
  • 一緒に住むならどんな場所がいい?どんな家具がいい?と聞いて同棲を匂わせる割には付き合っていつ頃同棲するかなどの具体的な話がない
  • 上記のように、愛情表現が言葉(好き、可愛い、将来を考えられる人だ 等)とボディタッチ(手を繋いでくる、さりげなく荷物を持つ、腰に手を回す 等)のみ
  • 3回デートしても告白してこない、もしくは告白の返事をはぐらかす
  • マッチングアプリで出会ったのに全く恋愛の話をしない、のは逆に分かりやすいですが、自分の頭が恋愛モードになってしまっており冷静でない場合は、そのような甘い言葉やボディタッチで「この人、私のこと好きかも?」と勘違いする可能性があるので注意する必要があります。

    ですので、相手の言動と行動が一致して、信頼できるかどうかをあなた自身で確かめる必要があります。

    しかし、私は遭遇したことはありませんが、結婚詐欺の可能性もありますので、その場合は言動と行動が一致するかで見極められない、というケースもありえます。

    実際にプロポーズを受けて(して)、婚約して、お互いの親に会ってという段階で相手からお金がない、会わせたい人がいる、等の話をされたら注意する必要があるかもしれません。

    勧誘するときに、会う場所を指定してくる

    3つ目のポイントは、勧誘する時に会う場所を指定してくるということです。

    ※こちらについては私の体験談の項でも述べますが、あくまで私の経験の範囲であるので、場所をこちらの都合に合わせてくる場合もあるので参考として読んでいただければと思います。

    勧誘をするタイミングで、おそらく自分と、自分とマッチングした相手、マッチングした相手が紹介する人(尊敬する人、お世話になった先輩?)の3人以上で集まると思います。

    自分と、自分とマッチングした相手、マッチングした相手が紹介する人の関係を表す図。

    自分とマッチング相手でしたら場所の融通はいくらでも効きますが、マッチングした相手が紹介する人はあくまでビジネスとして勧誘をしており、その人にも仕事の予定があるので場所の融通はあまり効かない可能性が高いです。

    会う時に、〇〇のカフェ、△△のオフィスなど場所を指定されたら疑うようにしましょう。

    LINEの名前はあまり関係ない

    こちらは注意点とは違いますが、勧誘をしてくる怪しい人だからといって、LINEやSNSの名前がフルネームではなくあだ名や下の名前だけである、ということは断定できません。

    私は過去にマッチングアプリで2名ほど、勧誘に遭遇したことがありますが、お二人ともLINEの名前は本名のフルネームでした(Facebookでお相手の名前を検索し、お相手の顔写真や職場、出身大学もそこに記載されていました)。

    ですので、怪しい人だから個人情報を隠しているとは限らず、むしろたくさんの人と繋がるために個人情報をオープンにしている可能性もあります。LINEやSNSの名前で怪しい、安全である、を判断するのは少し危険です。

    次の項で、私が勧誘をする人に遭遇した体験談を2つ、紹介していきます。

    体験談1人目:Aさん MLM(マルチレベルマーケティング)勧誘

    1人目はAさんです。今後同様の被害が出ないよう、Aさんについては特定できない範囲で記載いたします。

  • 名前:Aさん
  • 年齢:私と同い年
  • 居住地:東京(当時)
  • 身長:175cm前後
  • 趣味:音楽を聴くこと
  • 仕事:フリーランス?
  • 学歴:都内私立大学卒
  • ちなみにAさんとマッチングしたのはペアーズです。

    Aさんは、当時男性にしてはかなりいいねの数(150以上)をいただいており、衝撃を感じたのを覚えています。

    Aさんとマッチングしてすぐに、向こうから電話がしたいと言われて、電話をすることにしました。電話内では全く勧誘の話はなく、趣味の音楽の話をずっとしていました。その電話内の会話の流れの中で、会う日程も決めて、LINEも交換しました。

    会う当日になりました。Aさんが少し遅れるそうなので、私はカフェでコーヒーを飲みながら待っていたところ、Aさんはやってきました。

    なんと、Aさんは全身ブランド物を身につけており、スマホのケースやイヤホンのケースまでブランドのロゴがついておりました。正直私は「この人大丈夫か?」と思いました。

    ブランド品のイメージ図。

    その後、私達はAさんを待っていたカフェからファミリーレストランに移動してご飯を食べますが、案の定、そこでMLMの勧誘をされました。

    Aさんは「将来何になりたい?」「夢とかってある?」という話をし、私がそれに回答したところ、私の回答内容とは全く関係のない、FXのチャートのような画面をスマートフォンで見せてきて、「こんなふうにみんなでやってるんだよ〜」と説明してくれました。

    当時私は投資やFXに関する知識がなく、なんとなく面白そうだと思ってしまったのでAさんの話に聞き入ってしまいました。Aさんから、「四ツ谷(東京都新宿区)にオフィスがあるから、次回はそこで一緒に話を聞こう」と誘われて、私はその場でOKしてしまいました。

    その後、帰宅して冷静に考えると何かがおかしい、ということに気づきました。当時の私は、勧誘ということよりも、マッチングアプリは恋愛目的の出会いを提供するものであるので、こちらの住んでいる場所を聞かずに一方的に会う場所を指定してくるのはおかしいと考えていました。

    なんとなく怪しいと思ったので、私は、「またお願いします」と相手に伝えフェードアウトしようとしました。

    Aさんに断りの連絡を入れようと、「また連絡します」と伝えている様子①。
    Aさんに断りの連絡を入れようと、「また連絡します」と伝えている様子②。

    ただ、どうしてもAさんは私に会いたがっていたようで、「30日は?」「22とか23は?」としつこく誘ってきます。

    私はいいかげんウザいと感じたので、断る口実として、LINEで「四ツ谷は自宅から遠いので、〇〇か△△(私が住んでいる家の近くの都市)のカフェでお話ししてもらえませんか?」とお願いしましたが、相手の答えはNOでした。そこで私はこの人は確実に勧誘だと気づき、会う約束について断りの連絡を入れました。

    AさんとのLINEのやり取り画面。四ツ谷までは行けない、自分のFXに詳しい友達を連れて行っても良いかという話をしている。

    不安なので、中間地点でお話しできないかを提案してみました。
    AさんとのLINEのやり取り画面。Aさんは、私の住んでいるところまで行ってもいいが、四ツ谷遠いなら来なくても良いというスタンスであった。

    相手側としては四ツ谷まで来てほしいようで、「遠いと思うならそもそも来なくていい」という逆切れモードでした。完全に業者です。

    また、AさんのフルネームをGoogle検索してみたところ、悪質なMLMの子ネズミとして某掲示板に晒されていました。Aさん自身は親ではないようです。

    AさんとAさんを含む方々の名前が掲示板に晒されている様子。

    なお、Aさんがかつて所属していた会社の代表者が先日逮捕されたため、私はふと、Aさんは今何をしているのかAさんのフルネームを検索してみたところ、現在はMLMから足を洗って情報商材ビジネスを行っているようでした。※MLMで勧誘したとして一度フルネームを晒されると、足を洗ったとしてもその後の動向が分かってしまうのが怖いと個人的には思いました。

    マッチングアプリは大多数が普通の人であるので、最初は勧誘を受けても気づかない可能性があります。ただ、勧誘をするタイミングでこちらの都合を考えず会う場所を指定してくる場合があるので、そこで見極めるようにしましょう。

    体験談2人目:Mさん 不動産投資勧誘

    2人目はMさんです。Mさんとマッチングしたのもペアーズでした。

    Mさんのスペックは以下の通りです。

  • 名前:M.Hさん
  • 年齢:私の2つ下
  • 居住地:埼玉(当時)
  • 身長:175cm
  • 趣味:野球
  • 仕事:建築関係
  • 学歴:首都圏難関私大卒
  • Mさんとは1か月ほど、アプリ内でメッセージを重ねてから会ったので、正直怪しい人だという感覚はありませんでした。

    1回目のデートはカフェで、会話内容も極めて普通で、趣味や仕事の話、過去の恋愛の話や好きなタイプの話をしました。

    特記する点があるとすれば、やたら距離の詰め方が早かったのと、初回からボディタッチがあった点です。

    Mさんは、1回目のデートで家族仲がいい話をしてくれ、特にお兄さんと仲が良いようで、私が「羨ましいなぁ」と言ったところ、Mさんは「うちの家入りますか?」と、少しプロポーズに聞こえなくもない言葉を私に言ってきました。

    Mさんとのデートのイメージ図。
最初のデートはコーヒーチェーン店で、カウンター席で隣り合って座った。

    また、カフェでトイレに入った後、「水で手を洗ったから手が冷たい。」と言って、私の手を触ってきました。

    正直、グイグイくるなぁと思っていましたが、1回目のデートで2回目に会う約束もしたので、おそらく私に気があるのだろうと私は勘違いをしてしまいました。

    2回目のデートは、お互いの住んでいるところの中間地点にあるアミューズメント施設に行きました。

    当時私は株式投資や副業を趣味レベルでやっており、Mさんと仕事の話をするときにちょろっとその話もしておりました。

    Mさんがそこに目をつけたのかは不明ですが、ついに2回目のデートで「副業にすごく詳しい尊敬する先輩がいるから会いに行こう」と誘われました。

    1回目、2回目のデートともに非常に楽しく、会話も弾んだことから当時の私は勧誘だと全く疑っていませんでした。私はその場でOKの返事をしました。

    その後LINEで、3回目のデートでその尊敬する人に会おうという話をしてきました。私も日が経って少し冷静になったのか、相手がどんな人なのか、会う場所はどこなのかを相手に質問しました。

    実際にMさんとやりとりをしている様子です。

    MさんとのLINEのやり取り画面。会わせたい人がいるとのことで、今度デートする前に一緒にお茶に行こうというお誘いであった。
    MさんとのLINEのやり取り画面。会わせたい人がいるとのことで、今度デートする前に一緒にお茶に行こうというお誘い。私は警戒して、その人のコンサル料やインスタのアカウントがないかを聞いている。
    私のLINEに対するMさんの返答。「大事に思っている」という都合のいい言葉でうやむやにしようとしている様子。
コンサル料は無料だが、インスタのアカウントについては知らないとのこと。
    紹介する方のインスタアカウントを知らないということがあるのでしょうか。
    MさんのLINEに対する私の回答。コンサル料が無料なので、とりあえず会ってみることにした。
    MさんからのLINEの返答。ここで、一方的に会う場所を指定してくる。

    私の当時の家が品川に近いということをMさんは知っていたので、それを考慮してくれたかは不明ですが場所は品川のラウンジでした。

    3回目のデートに行き、最初にMさんが尊敬しているYさんという方にお会いしてきました。当時の私は株式投資や副業に関する知識が多少あったので、Yさんがされた、いわゆる当たり障りのない初心者向けの金融の話をまぁそんなものかと思いながら聞いていました。Yさんとはその場でLINEのみ交換しました。

    ただ、特にその場でしつこく勧誘されるということもなく、私がしている副業の内容も理解してくれて、優しい人だなとは思いました。

    悪賢いなと思ったのは、YさんがMさんに、

    「付き合ってどのくらい?」

    「え、まだ付き合ってないの?」

    というような、恋愛関係を匂わせるような質問を私の目の前でしたことです。今考えればMさんとYさんは完全にグルですが。

    3回目のデートの最後、Mさんと2人で雰囲気の良さげなカフェに行きました。

    いわゆる3回目のデートで、周りも暗くてエモい音楽がかかっており告白するにはピッタリのシチュエーションであったのに、Mさんは告白をしてこなかったので私はこの辺りから少し疑い始めました。

    その後、Mさんとの4回目のデートについてスケジュール調整をしている途中で、Yさんから直接私宛に「〇〇(私の名前)さんにぴったりの不動産投資があるので、それについて詳しい人を紹介したい」とLINEが来ました。

    Mさんはいよいよ関係なくなってきますが、本当にMさんが私のことを大事な人と思っているのなら、Mさんが紹介してくれたYさんやYさんが紹介してくれる方もきっと素晴らしい人だと当時の私は勘違いしていたので、Yさんのお誘いに乗ることにしました。

    そして後日、私とYさん、Yさんが紹介してくれたFさんの3人で、品川のカフェで不動産投資に関する話を聞きましたが、その内容は不動産投資を勉強している人なら誰でもわかる、初心者にはとても難易度の高い(難しいので、詐欺と呼ばれてもおかしくないもの)でした。

    そこで私はようやく、MさんとYさんとFさんはグルで、マッチングアプリを使って私を勧誘しようとしていたことに気づきました。

    正直、Mさんとの1回目と2回目のデートはとても雰囲気も良く話も合い楽しめたことから、自分が恋愛対象として見られていなかったこと、投資の勧誘を受けたことの2点で大きなショックを受けました。

    その後、Mさん、Yさん、Fさんにはお断りの連絡を入れました。

    YさんとFさんにLINEでお断りのメッセージを入れている。
    Yさん、Fさんには不動産投資を断る理由を明確にしたうえでお断りしました。
    Mさんにも、LINEで丁重に断った。

    Mさんに対しても最後は敬語で丁寧に断りました。

    ただ、幸いにも投資の知識があったおかげで勧誘であると気づくことが出来ました。もし勧誘をしてくる人に遭遇しても対応できるように、自分で知識を身につけておくのも有効な手段です。

    まとめ

    本記事では、マッチングアプリでの怪しい人の見分け方を、私の実体験をもとに紹介していきました。

  • 会って1〜3回目で勧誘の話をしてくる
  • 言動と行動が一致しない
  • 勧誘する時に、会う場所を指定してくる
  • LINEの名前はあまり関係ない
  • 私は今までに2人しか遭遇していませんので、もっと手の込んだ人がいるかもしれませんが、常に疑い、言動と行動が一致しているかを見極め、いざ勧誘されても自分の知識で武装できるようにしておきましょう。

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