大学に入学して、恋人ができて、同棲するという話になるととてもワクワクしてくると思います。
好きな人と一緒にいるだけで幸せなのに、好きな人と一緒の家に帰って、一緒に隣で寝れるなんてなんて幸せなことなのだろうと、とても浮かれちゃいますよね。
ただ、大学生の同棲には、気をつけるべきポイントがいくつかありますので、本記事ではそちらについて紹介していきます。
大学生の同棲と社会人の同棲の違い
前提として、大学生の同棲と社会人の同棲には大きく3つの違いがあります。
まず、大学生は家事に慣れている人が多くありません。
実家暮らしの頃からずっと家事をしていた方は別ですが、大抵の人は実家暮らしで家事をあまりしてこなかったか、一人暮らしをしていたとしても大学入学以降と思いますので家事歴はそこまで長くないと思います。
2人とも実家暮らしでそのまま同棲する場合は、お互いに家事についてあまり経験がないままスタートをすることになります。
また、大学生には時間がたくさんあります。
ですので、時間がある分、お互いにバイトをしたりサークルに行ったりしてあまり生活リズムが合わないパターンと、大学でも授業が一緒でサークルも一緒、家も一緒で四六時中一緒にいるパターンの二極化になりやすいということが言えます。
大学生の同棲は思ったよりあまり一緒にいれない、逆に一緒にいすぎて自分の時間がないということに陥りやすいです。
さらに、同棲をするにあたっては、親との関係は切り離せない問題となります。
金銭的な面で言えば、生活費、学費を自分の奨学金やアルバイト代でやりくりしている方もいるとは思いますので、親からの資金援助無しでも生活自体はできるかと思います。
ただ、大学生で安定した収入がない場合、自分の名義で家を借りることは不可能です。
私自身も親の名義で家を借りましたし、大抵の大学生は一人暮らしにしろ同棲にしろ親の名義で家を契約しますので、親からの理解を得ることは必要です。
それらを踏まえて、本題となる気をつけるべきポイントについて紹介していきます。
親の許可が必要
まず第一に、親の許可は必須となります。
先ほど紹介した通り、大学生で安定した収入がなければ家を借りることができないためです。
芸能人やYouTuber、自分で会社を持っており収入がある方は完全に親の援助なしで同棲ができるかと思いますが、大抵の大学生はアルバイトと奨学金で生計を立てていると思いますので、親の名義で家を契約する必要があります。
また、親からの金銭的な援助も多少は必要になるかと思います。
毎月生活するだけでしたらアルバイト代と奨学金でなんとかできるかもしれませんが、引越し、同棲を始めるにあたっては結構お金がかかります。
家を借りるときには、敷金や礼金、不動産仲介会社へ支払う手数料、火災保険などで少なくとも30万円は必要です。
このように、同棲開始時に突発的に大金が必要となるため、親から借りるか、援助してもらうか、または自分たちでなんとか捻出するかはよく考える必要があります。
間取りはどうするか
間取りについてはどれが良い、はありませんので、あなたと相手の性格や生活スタイルを加味して決めれば良いと思います。
大学生でしたら、ワンルーム、1K、1LDK、2LDKあたりが相場かと思います。下記に、それぞれの長所と短所を記載していきます。
ワンルーム、1K
1LDK
2LDK
私の周りで同棲していた学生カップルは、1K、1LDKがほとんどでしたので、金銭的な問題がやはり大きいと考えられます。
私が学生時代に同棲した時は1Kでしたが、特に問題なく生活できておりました。
当時の相手と私では生活リズムが異なり、大学の学科も異なればサークル、バイトも別々でしたのでそれぞれの時間割で生活しておりました。
晩御飯と寝るときだけ一緒でしたので、私にとってはちょうどいい距離感だったと思います。
ただ、お互いの生活リズムが異なり、深夜バイトの出勤or帰宅時に物音で起きる、相手のいびきがうるさくて寝付けないトラブルもありましたので、その辺りは覚悟する必要があります。
家事の分担
家事の分担も同棲をするにあたっては重要な課題となります。
お互いが実家暮らし出身ですと、家事をやるイメージが最初は湧きにくいかもしれません。
私も当初同棲をした時は、相手は元々大学生で一人暮らしでしたが私は実家からの同棲であり、2人とも料理を作った経験があまりないという状態でした。
大学、バイト、サークルで忙しく、料理を作る暇はなかったので毎日のように外食をしておりました。大学生で食べ盛りであったため、一回の外食で5000円を超えることもありました。
結果、同棲して最初の2週間で、1か月のバイト代がほぼ空になってしまいました。
このように、どこかでお財布が破綻してしまうため、いずれにせよ家事は必須となります。
分担パターンは下記が考えられます。
どうするかは相手とあなたで決めれば良いかと思いますが、掃除に関しては、お互いの潔癖レベルが合わないと苦労しますので、そこはうまく擦り合わせていきましょう。
私の場合ですと、相手は多少水回りが汚くてもよく、私は水回りの汚れが許せない性格でした。
当然、私の掃除頻度が多くなり、それに対して不満があったので相手に「掃除してよ」と言います。相手は最初は掃除してくれましたが、相手は水回りが汚いとは思っていないため、だんだん掃除もしなくなってきます。
私はそれに耐えられず、一定の期間だけでしたが友達の家に泊まったり、実家に帰ったり(帰れる距離でした)しましたので、潔癖レベルのすり合わせと掃除の頻度は事前に話し合っておきましょう。
その他の手続き
その他の手続きとしては、郵便の転送届があります。
こちらにあります、e転居の届を提出することで、旧住所(実家)のあなた宛に来た郵便物を一年間、新住所(同棲する家)に転送することができます。
1年おきに届け出る必要があるということを忘れなければ、郵便物が実家に届いて自宅に届かないままということは防げます。
住民票の住所は変えていないので、免許証や銀行口座、クレジットカードなどの住所を変える必要はありません。
住民票を変更すれば良いのでは?と考える方も多いかと思いますが、私のまわりで学生カップルで住民票を移した方はそこまで多くありません。
社会人になれば確実に住所が変わるので、最長4年旧住所(実家)のままでいるのと、住所を変える煩雑さを比べれば、どうせ4年で住所変わるしそのままでいいやと考える方が多かったためです。
私も当時の同棲相手も住民票は実家のままでした。手続きは郵便の転送届で十分です。
まとめ
本記事では、大学生の同棲で心がけるべきこととして以下を紹介していきました。
また、大学生の同棲は社会人の同棲と比較して家事に慣れておらず、時間もたくさんあるため、想像と違うこともあるかと思いますが、うまく2人で擦り合わせていき乗り越えていきましょう。