X(旧Twitter)やInstagramを見ていると、「陰キャの彼氏は女性経験が少なく、真面目で浮気しない人が多い」だったり、「理系の男性は大抵が大学院卒で高学歴なため、高収入。結婚にピッタリ」だったりといったポストがたくさんあり、あたかも陰キャな理系男子と付き合うのは狙い目だというように錯覚してしまいます。
全女子へ
— 監視ポリス (@jg86d) May 9, 2024
・男に依存はするな
・嘘つきと手をあげる男はやめる
・彼氏がいないときは自分磨き
・裏切られるまでは信じて
・自分のことを超かわいいと思え
・固ツイ1日2回は読め
・陰キャの彼氏は意外といいぞ
・友達が少ない男もいいぞ
・ネイル褒める男は浮気するぞ
とにかく全女子幸せにする。
TLにいる理系陰キャ彼氏持ちの人のツイート最高に幸せそうで好
— れお (@reo00001028) November 7, 2023
このように、「陰キャ彼氏」「理系男子」「高学歴男性」に関するポストがあふれています。
私自身は高校から理系クラスで、大学も理系の学部であったため、今までお付き合いしてきた男性はほとんどが理系の男性でした。
本当に陰キャ理系男子は彼氏や結婚相手に相応しいのでしょうか。
私の体験談も踏まえて、紹介していきます。
人による
結論ですが、人によります。
身も蓋もない…と思われた方も多いかと思いますが、もちろん理系の男性は文系の男性と比較すると見た目も垢抜けておらず女性経験が少ない方の割合が多いのですが、見た目が派手でコミュニケーション能力が高く、女性経験が豊富な理系男子もたくさんいます。
私は今まで6人の方とお付き合いをし、そのうちの5人は理系男子でしたが、女性経験が少なく、見た目も文系男子と比較すると垢抜けていないいわゆる「ザ・理系男子」とお付き合いをしたのは1人だけでした。

ですので陰キャ理系男子は経験が少ないから浮気しない、真面目、高収入と決めつけてしまうのはよくありません。
陰キャ理系男子という色眼鏡をかけるのではなく、ちゃんと相手を見て相手を好きになる事が大切です。
しかし、私のこれまでの経験で、お付き合いしている中で「これだから理系の男子は人とまともに関係を作れないんだな」と感じた経験がいくつかあります。
次以降の項では、理系男子の特徴について紹介していきます。
※理系男子=人とまともに関係を作れないと決めつけるものではありません。全ての理系男子がこのような特徴がある、ということではありません。
理系男子にありがちなこと
自分の理想像を女性にあてはめがち
まず第一に、自分の恋人の理想像を女性に当てはめがち、ということです。
これは恋愛経験が少ない人や女性のきょうだいがいない人が陥りやすいのですが、女性に対して夢見すぎてしまい、いざ付き合ってみたら思ったのと違った…というパターンです。
以下は私の経験談となりますが、私はザ・理系男子と付き合っていた時、彼から私の以下の点が好きだと言われていました。
少し浅い気もしますが、ここまでは普通です。
ある日の会話で、私は彼に「将来は海外で働きたいんだよな」とぼそっと言ったところ、彼は「(寂しいから)それはやめてほしい」と、少し嫌悪感を示してきたのです。

私は、「自由に生きている私が好きだと言ったくせに、私が海外に行って自由に働くのはダメなの?」と疑問に思いました。本当に私のことが人間として好きなら、どこで働こうが関係ないと私は考えていたので、その点は彼に対して違和感を抱いていました。
仕事の例だったので少し分かりにくいかもしれませんが、「ずっと近くにいてほしい」「怒らない人がいい」「頻繁に会わなくても大丈夫な人がいい」などといった自分の理想の恋人像を作り上げ、それを恋人に押し付けるのは良くありません。
自己主張が強く、人の話を聞かない
2つ目は、自己主張が強く、人の話を聞かないという特徴です。
自己主張が強いことは悪いことではないのですが、具体的には以下のような特徴があります。
特に人と関わるのが苦手な人で、かつ頭が良い人が上記の特徴に当てはまります。

また、理系男子は以下のように自分の好きなことや興味のあることについては一生懸命に話すので、その分野に対してあなたがあまり興味を持てなかった場合は「会話がつまらない」「話が合わない」と感じる場合もあります。

マッチングアプリで出会った理系男子とのLINEです。自分の仕事について熱心に教えてくれています。
このように、自分のことは話すけど相手の話は聞かない、コミュニケーションをとるのが難しい人も多いです。
八方美人
3つ目は、八方美人という特徴です。
好き好んで喧嘩をしたい、という人は1人もいませんが、特に人と関わるのが苦手な人は自分の意思を我慢してでも人とぶつかることを避けます。
人と衝突しそうになったら、とりあえずは「そうだね」「ごめんね」と場をうまく丸めて抑え、周りの人にはいい顔をします。

しかし、自分自身は意見が言えなくて我慢しているので、自分の限界が来たら相手から自分の姿を消すということをよくやっています。
私自身もそのようなタイプの人(1項、2-1項で述べた、ザ・理系男子と同一人物です)と付き合ったことがあり、付き合っていたのは1年程度でしたが付き合っていた期間はほとんど喧嘩をしていませんでした。
ですが、私は自分の意見をはっきりというタイプなので何かがあると相手に思ったことをそのまま伝えていました。
ある日、ちょっとしたデートの予定のすれ違いがあり、私がそれに対して意見を言っていると「もういい」とブチギレられました。それが初めてのその人との喧嘩で、そのまま別れてしまいました。
おそらくずっと自分の意見が言えず、我慢をしていたのだと思います。
ですので、人と関わるのが苦手な理系男子は、あまり喧嘩や話し合いができないタイプの人が多いのです。
一見優しく見えるが、基本的に他人に興味がないだけ
2項にも関連しますが、理系男子は自分が興味のないことに対しては適当になるので、基本的に他人に興味がありません。
そして、「理系男子=優しい」というイメージを持たれる方もいますが、単にそれは無関心であるだけです。
特に、恋愛経験が少ない人、深い関係の友達がいない人は他人に関心がない人が多いです。
恋愛経験が少ない人、深い関係の友達がいない人が全てそうというわけではありませんが、「自分って人間に興味ないんだよね」と言ってくる理系男子は、もしかすると人と関わるのが苦手な性質があるかもしれません。
仕事が忙しい
理系男子は、仕事が忙しい人が多いです。
というのも、こちらの記事でも述べていますが、理系職は社会人になっても、基本情報/応用情報技術者試験、一級建築士試験、TOEIC/TOEFL、MBA、簿記、医師国家試験…など、たくさんの試験が待ち受けています。

試験の数か月前から勉強をする必要があるので、なかなか会えない、放置されている、と感じるのも仕方のないことですが、彼の仕事のためだと理解する必要があります。
論理的に話す
理系男子は、とにかく論理的に話します。
これは理系男子だけではなく、理系女子にも同様のことが言えます。
特に恋人と喧嘩したときや、何か問題が起きたときはその傾向が顕著に現れます。同じことを繰り返すのは時間の無駄だと考えているので、繰り返さないために「誰がどう悪かったのか」「なぜそれが起こったのか」「なぜこのような行動をとったのか」などをきちんと整理することを相手にも求めるのです。



ちょろい
これはすべての理系男子がそうだとは言えませんが、理系男子はちょろい人が多いです。
これは私の経験談なのですが、私は過去エンジニアとして設計職に就いており、周りにいた同僚は全員男性でした。
その中でも年齢の近い、仲の良い男性の同僚がおり、その人が早い時間に退社するとき、私はその人に冗談交じりで「女か!」「デート?」と言ってしまっていました(性別が逆ならハラスメントになってしまいますが)。

その男性はしばらくして、私を食事に誘おうとしたり、やたら一緒に社内のイベントに参加しようとしたりしていたので、私は少しその男性に対して「なんだこの人?」と警戒していました。
よくよく話を聞くと、その男性は「私が自分のことが好き」だと思っていたようで、そのように私にアプローチをしていたとのことです。私はその話を聞いて以降、安易にプライベートの話はしないようにしようと反省しました(当たり前ですが)。
ですので、理系男子と話すときは、思わせぶりな態度や言動はしないほうが良いでしょう。
まとめ
本記事では、陰キャ理系男子は彼氏や結婚相手に相応しいのかを紹介していきました。
結論としては、人によります。陰キャ理系男子だから良いと判断しないで、相手のことをちゃんと見ることが大切です。
また、理系男子にありがちな特徴(全員がそうではありません)についても以下の通り紹介していきました。
好きな人が上記の1~4つめのタイプに当てはまっていた場合は、人間関係を築くのが苦手である可能性もあるので、良好な関係を築けるように相手側にも寄り添うようにしましょう。