マッチングアプリを使用して、初対面の方にお会いする時はやはり緊張するものです。
お相手の方が載せている写真とプロフィール、これまでのメッセージで相手の外見、性格を判断しているため、怪しい勧誘をしてこない誠実な人か、会話が弾むか、写真通りの人が来るか、等、懸念点を挙げたらキリがありません。
そこでいざ実際に会ったところ、写真と全く違う方が来た場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。
割り切って楽しむ
割り切って楽しむのが、一番穏便かつオーソドックスな対応方法です。
メッセージ上でお会いする日程の段取りをし、いざ待ち合わせ場所に着くと写真と全然違う方がいたとしても、せっかくメッセージで丁寧にやりとりさせてもらい、その上お時間を割いていただいているので、その場で何もなく帰るのは流石に申し訳ないな…と思うし、自分自身も時間を割いてやり取りを重ねていたので、ここで無駄にはしたくないと感じるのが人間の心理です。
写真と実物が違うとしても、人間の価値は見た目だけではありません。少なくともお相手の方はあなたとは全く違う世界を生きている人間なので、どのような性格で、何を考え、どう生きているのかをこの機会に知ってみるのも良いです。
私も、実際にお会いしたら見た目が好みではない方が来たことがありましたが、そのお相手の方はとてもお話が面白い方でした。
仕事の話をしてみると、パチンコ業界で働いている方であり、一見アンダーグラウンドに見えるが非常に稼げる分野であること、パチンコ台にはモチーフとなる漫画や芸能人などを起用しているが絶対に起用できない分野があること等、普段パチンコをしない私にとっては非常に新鮮で面白いお話を聞け、楽しい時間を過ごせました。
しかし、お相手の方がおとなしい方で、会話が弾まないという場合もあるかと思います。その場合は、あなた自身の自慢話や愚痴を話すと良いです。
自分自身の自慢話や愚痴は、聞く側からするとあまり気持ちの良いものではないため、家族はまだしも友人や会社の同僚にはなかなか話しにくいものです。
だからこそ、「この人とはもう二度と会わないだろう」と割り切って、普段自分が他人に話せない内容の話をしてみるのも良いでしょう。
かつて私がマッチングアプリで初対面の方とお会いした時、相手の方は口には出しませんでしたが明らかに私のことはタイプではないだろうという態度を取っており、私はそれを感じ取っていました。その方は、一通り私との共通の趣味についての話をした後、会社の後輩の愚痴をまくし立てるように話しはじめました。
正直に言って、顔も知らない人の愚痴話を聞かされているので私自身は全く面白くありませんでしたが、とめどなく話していたので、相当ストレスが溜まっていたんだなと推察しました。
このように、割り切って相手の方の話を聞いたり、普段言えない自分の話をしたりすることで、時間を無駄にせず楽しく過ごすことができます。
その場でお断りする
その場でお断りするのは、直接顔を合わせてしまった後であるため難易度がかなり高いですし、お相手の方を傷つけることになります。しかし、お互いの時間を無駄にせずに済むという大きなメリットがあります。
私自身、待ち合わせ場所にいたお相手の方の実物が写真とあまりにも違いすぎたため、お電話で「帰ります」と伝え、帰ったことがあります。
以下は私の実体験になります。
:私 :相手
当時、私の住んでいた家の最寄駅とお相手の住んでいた家の最寄駅が一駅違いで、とても近かったので、私の家の最寄駅で集合することにしました。約束の時間になったので、お互いに電話をして、
私「どこにいますか?」
相手「改札内にいます」
という会話をしました。お相手の方は改札内で、私の家の最寄駅であるから改札の外から私が来るだろうと改札の外を見ておりました。
しかし、その日は平日で私は仕事をしていたため、改札内にいました。お互いに連絡をしたその瞬間は駅に電車は到着しておらず、改札内もそこまで人が多くなかったので、私は改札の外を見るお相手の後ろ姿を見て、おそらくこの人だと推定しました。
その男性はプロフィール写真と比較して2倍ほどの横幅があり、あまりにもプロフィール写真と実物が違いすぎて、お相手からの、「●●さん(私の名前)、どこにいますか?」「どのような服を着てますか?」という問いに私は答えられませんでした。
当時の私はかなり奇抜な髪型をしており、おそらく一発で認識されると思ったからです。その時の私はもう帰りたいという思いが勝ちましたが、私もお相手も改札内にいるため、改札から出たらおそらく相手に視認されてしまいます。帰りたくても帰ることができません。
そこで私は、まずはお相手の方を、電話口で私の自宅と異なる方面の出口の改札から出るように誘導させ、その後ろ姿から再度お相手が青い服を着ており、マスクにヘッドホン、帽子をしているという特徴を捉えました。
お相手が改札を出たことを確認し、私は急いで自宅方面の改札口を出て、走って家に帰りました。
相手「どこにいますか?」
私「〇〇口の改札を出ました。〇〇喫茶店の辺りにいます」
しばらくして、お相手が〇〇喫茶店前についた旨を連絡してくれました。しかし、私はもう家に帰っているため、〇〇喫茶店前にはいません。そこで、こう言いました。
私「〇〇さん、青い色の服着ていますか?」
相手「はい」
私「ヘッドホンしてますか?」
相手「はい」
私「マスクに黒い帽子してますか?」
相手「はい」
そこで私は、改めて人違いではないことを確信して安心したと同時に、電話口でこう言いました。
私「すみません、見た目がタイプではないので帰ります」
お相手の方は、少し驚かれたようでしたが、了承していただいたのでそこで電話を切りました。当然ですが、後日、マッチングアプリ上ではブロックされておりました。
このように、待ち合わせ場所でお相手の方を遠くから見て断るのも一つの手です。相手は私の存在をおそらくですが認識していないため、割とスムーズに断ることができました。
初対面で、かつ見た目が好みではない方と頑張って楽しい時間を過ごそうとするのは、それなりの労力が必要です。そのような労力は使わずに済みますし、何より自分の時間を確保できますので、難易度は高いですが合理的な解決方法となります。
バックレる
これはオススメではないのですが、バックれるというのもひとつの方法です。
この方法がおすすめできないのは、ほとんどのマッチングアプリではバックれは規約違反となるためです。
1回のバックれで何かが起こる、ということはないと思いますが、バックれをたくさんのお相手に対してあなたが行った場合、お相手がアプリ運営側にあなたがバックれたことを通報することで強制的にアプリを退会させられ、最悪の場合二度とアプリに再登録できないという事態につながります。
また、逆恨みに遭う可能性もあります。最近はSNSが発達しており、「マッチングアプリ 要注意人物」で検索するとマッチングアプリ上でのプロフィールややり取りの画面、ラインを交換していた場合はラインが晒されます。
🚨注意喚起(マッチングアプリ利用者へ)
— molt (@moltingworld) February 14, 2023
⚠️見たら必ずRT
ぼったくりケース①
⚫︎請求額: 900,000円
⚫︎経緯: マッチングアプリ「Omiai」
⚫︎店内情報: 新宿ダイニングバー
マッチングアプリ→ぼったくりバーへの手口を全て晒す(YouTubeでも公開中)#ぼったくり #出会い系 #omiai pic.twitter.com/9x7A9ywT1R
もちろん晒す方が悪いのですが、名誉毀損等で開示請求をする場合は多大なお金や労力が必要になります。
この方法は、アプリを退会させられ二度と再登録できなくなるということと、あなたの個人情報がネット上に晒されるという2つのリスクがあるため、あまりオススメはできません。
連絡先は全てブロックする
前項で述べた通り、割り切って1回会った後でも、直接お断りした後でも、はたまたあまりオススメではないのですがバックれてしまった後でも、好みではないお相手の連絡先は全てブロックするようにしましょう。
少なくともアプリ上でしかやり取りしていないのであれば、お相手との連絡手段はアプリだけですので、アプリのブロック機能でブロックすれば連絡が来ることはありません。
ラインを交換してしまった場合でも、ラインの連絡先をブロックすれば良いです。
まとめ
マッチングアプリで、写真と実物が違う人が来たときは、割り切って楽しむ、その場でお断りする、バックレるという対処方法がありますが、割り切って楽しむかその場でお断りすることをオススメします。
割り切って楽しむことで、新たな世界を発見できるかもしれませんし、その場でお断りすることで、あなたとお相手の時間を無駄にせずに過ごすことができます。
バックレはあなたがリスクを負う可能性があるため、オススメできません。また、実際に会った後やお断りした後は、連絡先をブロックしてお相手の方と二度と関わらないようにしましょう。