普通の恋愛やマッチングアプリでの恋愛は、「別れたい」となったらお相手に直接伝えて、話し合いをしてから別れるのが一般的ですが、結婚相談所ではお相手に直接「お断り」の意思を示すのはNGとなっています。
では、結婚相談所においてはどのようにお相手にお断りを伝えれば良いのでしょうか。また、お金もかかる分、どのタイミングでお断りするのが1番良いのでしょうか。
本記事では、結婚相談所における断り方・別れ方、お断りする判断ポイントを状況別にご紹介いたします。
※私が利用していたIBJシステムの情報をもとに記載しています。
お断りするタイミングはいつか
どの状況においても、「なるべく早く」お断りの結論を出すのが原則です。
なぜなら、自分もお相手も時間は有限であるからです。
本来は「お断り」であるのに、「他にいい人がいないから」とキープしたり、「とりあえずまた会ってみよう」とずるずる付き合い続けるのはお相手にも失礼です。
以下の項で、状況別のお断りタイミングのポイントについてご紹介していきます。
お見合い前
お見合い前、すなわちお見合い申し込みをされて断る場合は、「なるべく早く」カウンセラーさん経由でお返事をしましょう。
なぜなら、再度述べますが、返事が遅くなることでお相手の貴重な時間を奪ってしまうことになるからです。
私自身、実際に婚活をしていて、自分から申し込んだお見合いが不成立となった半数以上は返事をもらえなかったことによる自動不成立でしたが、「どうせ不成立になるから、そのままにしておこう」と、返事を放っておくのはよくありません。
お見合いを申し込んだ側は「まだ自分が申し込んだ人たちからの返事が来ないから」と、他のお見合いやデートの予定を立てることができなくなってしまうのです。
こちらは、私が実際に自分からお見合いを申し込んで不成立となった場合の、いつ頃お断りがきたかを表すグラフです。
このように、半数以上は返事をもらえなかったことによる自動不成立でしたが、個人的には「他のお見合いの予定が立てづらいし、もし全部成立したら新しく他の人に申し込むのもためらわれるから、早く返事をしてほしい」と思っていました。(むしろ、早くお断りの返事をくれた方々に対する印象が良くなりました)
ですので、お見合い前は「なるべく早く」返事をするようにしましょう。
お見合い後
お見合い後は、「仮交際OK」の場合はすぐに返事をするようにしましょう。
※私が活動していた婚活サービスは、お見合いの翌日13時までに仮交際に進むかお断りするかをカウンセラーさんに連絡するというルールがありました。
その中で、仮交際OKの返事を早くした方がいいのは、早く返事をすることでお相手に「私はあなたと付き合いたいです」と誠意を見せることができるからです。
早いとお見合いをしたその日の夜にお相手の方からファーストコールが来て(ファーストコールをして)、連絡先を交換し、デートやメッセージを重ねることになります。
私自身も過去結婚相談所で仮交際した方々からは、お見合いの当日中に「仮交際成立」の連絡をいただいていたので、とても嬉しかったですし、その来週には2人で本格的に出かけるということもできていました。
仮交際するかお断りするか迷う場合は、ルールで決められた期間まで悩んでも構いませんが、「仮交際したい」場合は、すぐにカウンセラーさんに連絡をするようにしましょう。
仮交際中
仮交際中は、特に「この日までに結論を出さないといけない」という期限はありません。仮交際期限は結婚相談所により異なりますが、3か月の場合が多いので、3か月以内に交際終了するか真剣交際に進むかを決めることとなります。
仮交際期限は延長することも可能ですので、結論を出すのを先延ばしにすることもできますが、それでもお相手の時間を無駄にしないという意味でも「なるべく早く」結論を出すようにしましょう。
結婚相談所や担当のカウンセラーさんによっては、「現時点で結婚を考えられないならすぐに断って次に行こう」という方もいれば、「価値観のすり合わせはこれから行っていくのだから、生理的に無理じゃないならとりあえず会ってみよう」という方もいます。
カウンセラーさんの考えを参考にするのはいいのですが、それを鵜呑みにはせず、最終的にお断りするかどうするかは自分自身で決めるようにしましょう。
以下の項で、お断りする判断ポイントをご紹介いたしますので、そのポイントを踏まえて「この人と結婚は考えられない」となったら、早く返事をするようにしましょう。
お断りする判断ポイントは?
お断りする判断ポイントは、どの状況においても
となります。
特に性格面において、「モラハラでないか」「常識があるか」なども判断ポイントとなるとは思いますが、それらは一言で「生理的に(性格が)無理かどうか」で言い表すことが可能です。
これは私の経験とはなりますが、頭で恋愛をすることはできません。「もう年齢的に恋愛している場合ではない」「こんな高スペックの人とこの先もう出会えない」という気持ちもわかりますが、条件などを見て理性のみで判断してしまうのは良くありません。自分の本能的な直感にも従うことが大切です。
私は過去にマッチングアプリで出会った、韓国アイドルに似ている、高学歴高身長イケメンと付き合っていましたが、性格が合わなかったため(=性格が生理的に無理だったため)別れることになりました。お相手の見た目も自分のタイプであり、賢くて色々な経験をされている素敵な男性でしたが、どんなに見た目やスペックが良くてもそれだけで付き合い続けることはできないと学んだのです。
以下の項で、状況別の判断ポイントについてご紹介していきます。
お見合い前
お見合い前においては、
で判断をするようにしましょう。
というのも、お見合い前はお相手のお写真とプロフィールしか情報はないので、性格を判断することはできません。
特に女性は、お相手の身長や年収、学歴を気にされる方が多いですが、お相手のことはそれらのことだけで判断することはできません。特に年収は転職などで大幅アップさせることもできますので、「見た目が生理的に無理」だったり、または結婚観で「私は両親と別居したいけど、相手は同居を希望している」等だったりしなければまずはお会いしてみることをお勧めします。
例えば、「身長175cm以上、MARCH大卒以上、年収500万円以上」とお相手に対して求めている場合、高望みとなり婚活に苦戦する可能性があります(詳しくはこちらの記事を見てみてください)。
結婚相談所においては、自分が今までお相手に求めていた「普通」の条件の男性はかなり少なくなりますので、条件で男性を絞るより、ゾーンを広げることが大切です。
お見合い後
お見合い後も同じように、
で判断をすることになります。
もちろん、お相手の性格はお見合いでたった1回会っただけでは判断はできませんので、「生理的に無理」ということに含まれますが、「初対面という点を考慮して、マナーが問題ないか」「もう一回会ってみたいと思ったか」という点で、特に問題がなければ仮交際に進んでみるのが良いでしょう。
特に私が結婚相談所の活動をしていて驚いたのは、初回のお見合いで「将来どこに住むか」「子供が欲しいか」「両親との関係」などの結婚に関する話をされる方がとても多いということです。
結婚相談所は結婚を前提とした出会いを提供しているため当たり前なのかもしれませんが、マッチングアプリですと、初回のデートは趣味や休日の過ごし方など当たり障りのない話をして終わることが多く、恋愛や結婚の話は2回目以降のデート、またはもう少し仲良くなってからお相手とお話しする場合がほとんどであったからです。
私自身、結婚相談所に入会したばかりの時はまだ慣れていないということもあり、初回のお見合いで「子供は欲しいですか?」「ご両親と仲は良いですか?」と男性に聞かれ、「なんだこの人は。なぜ今日会ったばかりなのにそこまで言わなきゃいけないのか」と不愉快に感じてしまい、仮交際をお断りしたことがあります。
どこまで話していいか・聞いていいかのさじ加減は相手にもよるので難しいところですが、それらの感覚も含めて、相手と生理的に合うか(生理的に無理ではないか)を判断するようにしましょう。
仮交際中
仮交際中も一言で言い表すと「生理的に無理かどうか」で判断するという点で同じです。
たった数回会っただけではわからなかったお相手の性格や価値観も、何回かデートをするうちに「この人はこういうものが好きなんだ」「こういう状況の時にこのような行動をする人だ」などと分かるようになります。
私自身は過去に何人かの男性と仮交際していましたが、その中で「初回のデートで急にタメ口になった」男性がいました。
その男性は、
と私に言ってくれたのですが、私自身としては
となってしまい、その後も「来週も会いたい」「今度はここに行こう、行きたいところある?」等とグイグイとアプローチされたことから、「まだ気持ちが追いついていない」となって、交際をお断りしたことがあります。
上記の「距離感のつめ方」も人によるので難しいところですが、お相手とあなたは数か月前は全く知らない赤の他人です。
「多少仲良くなったけど、元は知らない人だしある程度は敬意を持って接するべき」「知り合ったばかりで、まだお相手のことを全て知っているわけではない」ということも踏まえて、判断するようにしましょう。
具体的な断り方は?断り方例文は?
結婚相談所においては、直接お相手に電話やLINEなどでお断りであることを伝えてはいけません。お断りの意思は、担当カウンセラーさんを通じてお伝えすることとなります。
IBJシステムの場合は、お見合い前やお見合い後であれば「お見合い申し受けを断る」ボタンや「交際をお断りする」ボタンがあるので、そのフォームに従い入力をすることでお断りすることができます。
交際中の場合は、カウンセラーさんに
「〇〇という点で懸念があり、交際終了します」
と連絡すればOKです。
ですので、お断りする要因は素直にカウンセラーさんに伝えても問題ありません。
断るにあたっての気をつけるべきポイント、ルール、注意点
お見合い前
IBJシステムの場合、お相手がお見合い申し込みをしてから10日以内に返事をしないとお見合いが自動不成立になるという注意点があります。
ただし、最初でも述べた通り返事を先延ばしにしたり放置したりするのは、お相手の時間を無駄にさせてしまうので良くありません。
お見合いを受けるかお断りするか決まったらすぐに返事をするようにしましょう。
お見合い後
多くの結婚相談所では、実際にお見合いをした後、仮交際に進むかどうかはお見合いの翌日までに連絡することがルールとなっています。
ですので仮交際をお断りする場合も、なるべく早く返事をすることを心がけましょう。
仮交際中
仮交際の期間は結婚相談所により異なりますが、多くの相談所では3か月、最大6か月まで延長できることが多いです。
ですので、仮交際期間中に「真剣交際に進むか」「交際終了するか」の結論を出しておくことが大切です。
少し現実的な話をしますが、結婚相談所はあくまでビジネスですので、「成婚料を高く設定し成婚退会させる」または「成婚料を抑えて会員に長く活動をしてもらう」ことで儲けています。
ですので、結婚相談所やカウンセラーさんの方針によっては、あなたに長く相談所で活動させるために「お相手と今後も価値観のすり合わせをしていくことで仲が深まるかもしれないので、交際継続してはいかがでしょうか」と勧めてくる可能性もあります。
確かにカウンセラーさんはこれまで何組ものカップルを見てきているので、色々な知見・ノウハウがあります。ただしそれらのノウハウがあなたに当てはまるとは限らないのです。
実際、今までしてきた恋愛でも「最初は無理だったけど、だんだん相手のことを好きになってきた」という経験をされた方は多いと思います。「とりあえず交際を続ける」のも選択肢の一つですが、最終的に交際を続けるかお断りするかは自分の意思で決めるようにしましょう。
マッチングアプリを卒業し、そろそろ本気で結婚したい方に
年齢も20代の後半に差し掛かってくると、周りの友人たちが結婚するようになり、「自分もそろそろ結婚しないと」と考えたり、または周囲の人や親から「結婚はまだなの?」とプレッシャーをかけられたりした経験はあるのではないのでしょうか。
結婚したくても相手がいない場合は、結婚相談所やマッチングアプリで結婚相手を見つけることとなりますが、結婚相談所はマッチングアプリと比較すると高額ではありますが、結婚を本気で考えている人に最短で出会うことができます。また、結婚相談所の入会には独身証明書等の提出や審査が必要となるため、業者や遊び目的の人に出会うことはありません。
結婚相談所はたくさんあり、料金やサービス内容は結婚相談所によって大きく異なりますが、私が活動していた【ベルロード縁結びサポート】はIBJ加盟店で、月額9800円以下と大変格安で活動することができ、かつカウンセラーさんのサポートもしっかりしています。お見合い申し込み可能件数も月50件上限と、他の婚活サービスと比較しても遜色ありません。
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